過去のブログで変形性股関節症をお持ちの方に対する、セルフエクササイズの重要性についてご説明しました。本日は、少し具体的にセルフエクササイズをどれくらいの期間、どの程度の頻度で行う事が望ましいかを解説します。
実施の頻度については、海外論文を中心に数か月~6か月程度の期間行われた報告が多く、変形性股関節症の特性上長い目で考えて頂き、継続して頂く事が重要です。運動の頻度については、週3回~5回程度の頻度で実施できると股関節の関節可動域を保ちながら、痛みの軽減を図る事ができる事が報告されています。
運動の内容については、主に筋力トレーニングや関節可動域を保つためのストレッチ、転倒予防を目的としたバランストレーニングが行われる事が多いようです。
フィジオセンターでは、変形性股関節症をお持ちの方の、特にお困りの動きや普段の立位姿勢・歩くフォームなどに着目し、どのような動きが股関節に余分な負担をかけているかを確認します。その後、股関節の痛みを出している組織の確認や関節可動域・筋力の検査などを行い、施術・コンディショニングを進めています。
セルフエクササイズの目的や望ましい運動の種類は、お一人お一人異なる部分もあり、その方のお体の使い方の特徴や股関節の状態に合わせたセルフエクササイズをご提案しています。また、ご自宅でのセルフエクササイズが正しい方法で実施できているかも確認を行いながら進めます。
フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きになっていけるかを確認して施術・コンディショニングを提案しています。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志