本日のブログは、変形性股関節症をお持ちの方が、歩き始める際の骨盤の動きの特徴について解説します。
以前のブログでも、変形性股関節症をお持ちの方は、歩行時に骨盤の傾きが変化するパターンがある事をご紹介しました。海外の研究論文では、片側の変形性股関節症を持つ対象者50名と、健康な被検者19名を2群に分けて、歩き始めの骨盤の傾き・傾斜・回転を、三次元動作解析装置を使用して計測し比較しています。結果として、変形性股関節症を持つ対象者の群が優位に骨盤の動きの変動が大きい事が報告されています。
これらの、歩行時の骨盤の動きの変動は個人差が大きく、歩行時のタイミングに骨盤がどの方向に動いているかによって、股関節に加わる余分な負荷に影響すると考えられます。そのためフィジオセンターでは、歩行時に痛みが出現する方の場合、歩くフォームを観察して痛みが出現するタイミングをお伺いする事で、股関節に対して骨盤がどのような位置関係にある際に痛みが出現しやすいのかを確認します。骨盤の位置関係が股関節に負担をかけている可能性が高い場合は、特定の筋肉の活動を高める事、もしくは過剰に働いている筋肉の活動を抑える事で、骨盤の位置を修正できるかを検討しながら、施術・コンディショニングを進めます。
フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となります。変形性股関節症をお持ちの場合、長期的な視点に立ち日常生活の中で股関節の余分な負担を軽減しながら、必要な運動療法やセルフエクササイズを実施していくことが大変重要です。加えて、医療機関での診察やリハビリテーションとの並行したご利用も可能です。
ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。その方に最適と考えられオーダーメイドのご提案を致します。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志