変形性股関節症とフレイルとの関係について

変形性股関節症とフレイルとの関係について

昨日のブログでは、変形性股関節症と痛みと機能の経過に関わる予測因子について解説しました。本日のブログでは高齢者の方々に注目される事の機会の増えた、『フレイル』と変形性股関節症の関係について解説します。

『フレイル』とは、健常な状態と要介護状態(日常生活でサポートが必要な状態)の中間の状態として、日本老年医学会が2014年に提唱した概念です。高齢者の多くは健常な状態から、筋力が衰える「サルコペニア」という状態を経て、さらに生活機能が全般に衰える『フレイル』となり、要介護状態に至ると考えられています。そのため、ご年齢を重ねていく上で、この『フレイル』を予防する上で高い活動性を保つことが重要です

変形性股関節症をお持ちの場合、痛みや動きの制限が運動量や活動性を減少させる事で、筋力の低下や骨の強度が低下すると考えられます。その結果、日常生活での動作がさらに制限が出てしまいり、『フレイル』が進行します。その『フレイル』が進行する事で、変形性股関節症の症状も悪化するという悪循環が生じます。このような状況を防ぐためには、早期からの適切なエクササイズやトレーニングを中心としたな介入が重要です。

フィジオセンターでは、変形性股関節症の方に多くご利用頂いている経緯とともに、高齢者の方々を対象に定期的にエクササイズやトレーニングを行うクライアントの方もおられます。つまり、変形性股関節症をお持ちで『フレイル』のリスクをお持ちの方々にも、股関節の症状に対して必要性の高い運動の提供と共に、転倒予防などの高齢者の方々に対する運動指導を併せてご提案する事が可能です。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きになっていけるかを確認して施術・コンディショニングを提案しています。

ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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