変形性股関節症と旅行に行く際の対応について

変形性股関節症と旅行に行く際の対応について

変形性股関節症をお持ちの方にとって、旅行は楽しみである一方、長時間の移動による股関節の痛みや負担が不安要素となることが少なくありません。特に飛行機や新幹線、バスなどの長距離移動では、どうしても座りっぱなしの時間が長くなるため股関節の硬さや痛みが出現する事があります。

本ブログでは、変形性股関節症の方が快適に旅行を楽しむための具体的な対策について解説します。

1つ目は飛行機や新幹線を使用した長距離移動時対応についてです。

ポイントして考えられる点としては、座席の選び方です。長時間の移動では、使用する座席の選択が快適性を大きく左右します。飛行機の場合としては、通路側の席を選ぶ事(足を伸ばしやすく、頻繁に立ち上がれる)、エコノミークラス症候群を防ぐため、余裕のある座席を選択事、座席のリクライニングを活用(股関節の屈曲角度を減らすため)する事などが考えられます。また、可能であれば定期的に立ち上がりストレッチを行う事や少し歩く事ができればより、負担を軽減する事が可能です。

2つ目は旅行中の歩行時の対応についてです。

旅行では観光地を歩く時間が長くなるため、以下の点がポイントとして考えられます。以前のブログでも複数ご説明をさせて頂いている歩行補助具の活用です。T字杖やノルディックウォーキングポールを使用する事で股関節に加わる負担を軽減する事が可能です。また、足によく合うスニーカーを使用し足部の機能を十分に発揮できる靴を使用する事です。また、旅行先でも30分〜1時間ごとに休憩を行う事で股関節を休ませる事です。(カフェやベンチを利用)最後に、坂道や階段は無理せず、エレベーターやエスカレーターを活用ことなどが挙げられます。

当センターでは変形性股関節症をお持ちの方で、医療機関での外来リハビリテーションが処方されていない方、また医療保険での算定日数の影響により外来リハビリテーションが終了されている方、外来リハビリテーションと並行してリハビリテーションの実施をご希望される方に対して、股関節への機能を効率良く発揮するために、施術・コンディショニングだけではなく、日常生活全般のご相談やご旅行やご趣味のついてもご相談をさせて頂きながら様々な提案を行っております。

ご興味のある方は、ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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