学校健診やご自宅でのセルフチェックをきっかけに整形外科を受診し、「脊柱側弯症」と診断されたお子様。
診断を受けたご両親の中には、
「これから側弯が進行しないだろうか」
「自宅でも何かできることはないだろうか」
「教えてもらった体操を、子どもが正しくできているのかわからない」
と、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
成長期の脊柱側弯症では、医療機関で定期的に経過を確認していくことがとても大切です。
そして、医師の診断や経過観察と並行して、ご自宅で継続的に取り組む運動療法の一つに「シュロス法(Schroth Method)」があります。
シュロス体操は「自宅で正しく続けること」が大切です
シュロス法では、一人ひとり異なる側弯のカーブや身体の左右差を確認しながら、姿勢の修正、呼吸、筋活動などを組み合わせて体操を行います。
しかし、実際にお子様が自宅で体操を続けていくとなると、
「この姿勢で合っているのかな?」
「身体をどちらに動かせばよかった?」
「呼吸はどこに入れるの?」
と迷ってしまうことがあります。
特に最初のうちは、鏡を見ながら自分自身で姿勢を修正することは、決して簡単ではありません。
そこで当センターでは、お子様だけでなく、ご両親にもシュロス体操を実際に体験していただくことをおすすめしています。
お母様・お父様も、一緒に体操を体験してみませんか?
例えば、お子様が自宅で重点的に行う主要な2種類程度の体操を、ご両親にも一緒に体験していただきます。
実際にご自身で体験することで、
「ここを伸ばすんだ」
「この方向に身体を修正するんだ」
「この姿勢を保ちながら呼吸するんだ」
ということが、見ているだけの場合よりも理解しやすくなります。
そして、お子様が自宅で体操をするときに、
「もう少しここを意識してみよう」
「この姿勢だったよね」
と、一緒に確認できるようになります。
ご両親に“治療者”になっていただくことが目的ではありません。
お子様が一人で頑張るのではなく、ご家族にも体操のポイントを理解していただき、自宅で正しく継続しやすい環境をつくること。
これが大きな目的です。
「やりなさい」ではなく「一緒にやってみよう」
成長期のお子様にとって、毎日のセルフエクササイズを継続することは簡単ではありません。
学校、勉強、部活動などで忙しく、最初は頑張っていても、少しずつ体操をする回数が減ってしまうこともあります。
そんなとき、ご両親が体操の意味や方法を理解していると、お子様だけに任せるのではなく、家族で自然にサポートしやすくなります。
「ちゃんと体操しなさい」ではなく、「一緒にやってみようか」へ。
ご両親にも実際に体験していただくことが、お子様にとって大きな安心感につながることがあります。
ご自宅でチェックできるポイントもお伝えします
シュロス体操を指導する際には、体操の方法だけではなく、ご自宅で確認していただきたいポイントについてもお伝えします。
例えば、
・身体が正しい方向に修正できているか
・左右の肩や骨盤の位置はどうなっているか
・体幹が必要以上に傾いていないか
・修正した姿勢を保ったまま体操できているか
・呼吸を適切に使えているか
などです。
ご両親にもポイントを理解していただくことで、次のセッションまでの期間も、ご自宅でお子様の体操をより正確に確認しやすくなります。
ご家族と一緒に、無理なく継続できるシュロス体操を
側弯症の運動療法では、一度体操を覚えれば終わりというわけではありません。
身体の成長や側弯の状態を確認しながら、適切な方法で継続していくことが大切です。
そのためには、お子様だけにすべてを任せるのではなく、ご家族にも側弯症と体操について理解していただくことが、継続への大きな助けになります。
当センターでは、お子様の側弯の状態を確認し、一人ひとりに合わせたシュロス体操をご指導するとともに、ご希望があれば、ご両親にも主要な体操を一緒に体験していただけます。
「子どものために、自宅でもできることを知りたい」
「体操を正しく続けられるようにサポートしたい」
そのようにお考えのお父様、お母様。
ぜひ一度、お子様と一緒にシュロス体操を体験してみませんか?
お子様が安心して、そして無理なく体操を継続していけるよう、ご家族と一緒にサポートしていきます。
東京慈恵医科大学病院 E棟2階 フィジオセンター
問い合わせ:info@physiocenter.jp
TEL:03-6402-7755
フィジオセンター
理学療法士 :大田(国際シュロス側弯症セラピスト)