ランニングにおけるスポーツ傷害 -膝の痛みについて-

ランニングにおけるスポーツ傷害 -膝の痛みについて-

今回は、長距離ランナーやランニング愛好家の方々に起こりがちな膝の痛みについて解説します。腰痛のブログでも紹介しましたが、走行中に足に受ける地面からの衝撃は、体重の約3倍から、下り坂では、7-8倍の負荷がかかると言われています。そしてその足部にかかるインパクトの衝撃は、足部から膝、股関節、下部体幹(腰部)、上部体幹(背部-頚部)に伝わることで、前進するスピードを加速しています。ここで重要になるのが、ランニング動作における「膝関節のアライメント」です。アライメントとは“適合性”とか、位置関係と理解して頂くと分かりやすいと思います。具体的に言うと走行中、特に着地して体重がかかっている時の関節のポジションです。このポジションは、意外にも膝自体よりも、股関節、足部の状態から大きく影響を受けます。さらに体幹のスタビリティ、上半身の柔軟性も絡んでくることがしばしばあります。簡単に試している方法もあります。肩に力を入れて上半身を少し固めて走ってみてください。早く走ろうとすると、体を左右に大きくぶれるか、スピードが出ません。またはお尻の力を少し抜いて走ってみてください“モンローウォーク”的な走りになって、骨盤が左右に揺れてしまいます。これらの“ブレ” が着地している際の膝のアライメントに悪影響を及ぼします。当センターでは、動作時、走行時のアライメントのチェック、体幹のスタビリティ、足部アライメントのをチェックする総合して実施致します。

またコア機能の評価としてエコー(超音波測定器)を使用して腹圧調整機能も確認しています。ランニングの際、膝痛(足部痛)にお困りの方は、是非ご相談ください(理学療法士 大田まで)。

〒105-0003 東京都港区西新橋3丁目19−18 東京慈恵医科大学附属病院E棟2階  

フィジオセンター

問い合わせ先 Eメール info@physiocenter.jp (担当:理学療法士 大田)

TEL: 03-6402-7755

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