変形性股関節症と足関節の関係について

変形性股関節症と足関節の関係について

過去のブログでは、足指を上手に使う事やスニーカーなどの足首の機能を発揮し易い履物を使用する事で、変形性股関節症をお持ちの関節の負担を軽減できる事についてお伝えしました。本日は、なぜ足関節の機能を十分に発揮する事で股関節の負担を軽減する事ができるのかを含めて、変形性股関節症と足関節の関係について解説します。

ヒトの股関節・膝関節・足関節は、歩く時に各々が体重を支える役割を分担して担っています。これら3つの関節の関係はトレードオフと言われており、どれか特定の関節の力の発揮や機能が低下してしまった際に、他の2つの関節で機能の低下した関節の機能をサポートするという考え方になります。

変形性股関節症をお持ちの場合、歩行に必要な関節可動域の制限や筋力の低下によって効率的に歩行時に体重を支える事が難しくなる場合があります。そこで、股関節の機能をサポートするのが足関節と膝関節になります。特に股関節の場合、足関節との関係が深いと考察されている研究論文が複数あり、こういった観点からも股関節のより良い状態を長く保つためには、足関節が効率よく力が発揮できる環境作りが大切だと考えられます。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形性股関節症の関節だけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事で股関節の負担を軽減する事ができるかをご提案しています。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

一覧に戻る
完全予約制
ご予約はこちら