変形性股関節症と立ち姿勢の修正方法について

変形性股関節症と立ち姿勢の修正方法について

過去のブログでは、変形性股関節症をお持ちの方の場合、股関節の変形や年齢などの様々な影響によって、姿勢が次第に変化される場合が多い事をご説明しました。

立ち姿勢は、状態によって股関節や脊柱に余分なストレスを加えてしまう事や、歩く際の姿勢の崩れにもつながる場合が多く大切だと考えています。本日のブログでは、基本的な立ち姿勢の修正方法の1つについてご紹介します。

変形性股関節症をお持ちの方の姿勢の崩れのパターンは、骨盤と股関節と上半身の関係だけを見て大変シンプルに分けても4種類のパターンに分けられます。1つは反り腰で上半身が前方に移動してしまう姿勢。2つ目は反り腰で上半身が後方に傾いてしまう姿勢。3つめは腰椎の前弯が減少した状態(腰の猫背)で上半身が後方に移動してしまう姿勢、4つめは腰椎の前弯が減少した状態(腰の猫背)で上半身が前方に移動してしまう姿勢です。

このような姿勢の崩れをお持ちの場合、姿勢のパターンによって股関節により大きな負担をかけてしまう事、脊柱(背骨)の特定の部分に余分な負担が加わる事、膝関節や足関節、場合によっては頭部の位置関係などにも悪影響を及ぼします。

最もシンプルな姿勢の修正方法の1つとしては、立った姿勢の際に、一方の手で『恥骨(お臍から下にたどって下腹部の下にある固い部分)』と『みぞおち』を触り、横から見た際に、床面に対して立てた垂線に対して一直線上に揃える方法があります。

経験上、この位置関係を取ることができるとお腹のインナーマッスルの機能が高まりやすく、腹圧も適切に高まる事を経験します。反対に意識をしてもこの姿勢を取る事が難しい場合は、股関節の変形による関節可動域制限・痛み・脊柱の部分的な可動域の低下・体幹のインナーマッスルの機能低下・足関節の可動域の制限など適切な立ち姿勢をとる事が難しい理由が隠れている事が多いと考えています。

フィジオセンターではこのような場合、股関節の不具合だけではなく、全身的に個別の関節の機能を確認する事、また股関節とその他の関節の関係についても確認を行い、施術・コンディショニング・エクササイズを実施していきます。 フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形性股関節症をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、どのような体の使い方を行う事でより良い動きで股関節をサポートする事が可能かを確認して施術・コンディショニングを提案しています。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト 
津田 泰志

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