変形性股関節症と荷物の持ち方が歩行に与える影響について

変形性股関節症と荷物の持ち方が歩行に与える影響について

過去のブログでは、歩く際のフォームや体と骨盤の傾く方向などが、変形性股関節症をお持ちの股関節へのメカニカルストレスに与える影響について解説しました。

本日は、特に外出して歩く際の荷物やカバンの持ち方が、歩く際の股関節に与える影響について解説します。

基本的には変形性股関節症をお持ちの方の場合、出来る限り重さのある荷物を持つ事は控えて頂く事、カバンの中身は軽くして歩いて頂く事が重要ですが、左右どちらかのみに股関節の変形をお持ち場合に、左右どちらに荷物を持つかによって、歩く際のフォームに影響を及ぼします。

基本的には、右側のみに変形性股関節症をお持ちの場合は、左側に重い荷物を持つ事により、右足で体重を支えるタイミングで、身体や骨盤が左側へ傾きやすく、股関節への負担が増加しやすいと考えられます。そのため、対応方法としては右手で荷物を持って頂くか、もしくは両手に荷物の重さを分けて持って頂くとバランスが取り易くなると考えられています。

フィジオセンターでは、屋外を歩く際に荷物を持つことや、カバンの持ち方が歩く際のフォームに影響していると考えられる場合、実際に左右に荷物やカバンを持って頂き、フォームや出現する症状について、動画で確認を行いながら最も股関節に余分な負担が少ない方法を確認する事を行います。荷物の持ち方が歩くフォームにどう影響するかは、個人差が大きい事に加えて、歩く際の股関節に加わる負担が変形性股関節症の進行に関与する可能性があるためです。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形性股関節症をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きで股関節をサポートする事が可能かを確認して施術・コンディショニングを提案しています。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト 
津田 泰志

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