本日のブログでは、クライアントの方からご質問を頂く事のある、大腿骨頸部骨折と退院後のリハビリテーションについて解説します。
大腿骨頸部骨折とは、太ももの骨(大腿骨)の首の部分が折れる怪我のことです。主に高齢者の方にに多く見られ、転倒が原因となることがほとんどです。この骨折は自然治癒が難しいため、多くの場合、手術療法が必要となります。また、手術後のリハビリテーションが重要で、早期に行うことで歩行能力や生活の質(QOL)を取り戻すことができると考えられています。
手術療法は、骨折の部位(栄養血管の損傷の有無)や転位(骨折部のずれ)、骨の強さや年齢などの様々な状態を考慮して整形外科医の先生と、ご相談して決定される事が多いようです。
手術療法の内容に関わらず共通して述べられる事として、手術後早期からの積極的なリハビリテーションを行う事が大切です。手術後に骨折部が安定している場合、全身的な筋力低下の予防・肺炎の予防・早期の退院を目標として手術翌日から歩行練習を開始する場合も少なくありません。
早期に退院が可能であった場合、お体の状態によって医療機関でのリハビリテーション・介護保険分野でのリハビリテーションが行われます。
その一方で、医療保険での制約上、退院後はマンツーマンでの集中的なリハビリテーションを実施する事ができる期間は定められており、手術後150日が目安となっています。その後は、介護保険でのサービスを利用するか、セルフエクササイズの実施が中心となる事が多いようです。
フィジオセンターでは、他院後の医療機関でのリハビリテーションと並行して施術・コンディショニングをご利用になられる方、手術後に医療機関でのリハビリテーションの算定日数を超えてしまい、リハビリテーションが終了された方々にご利用頂いています。プログラムの実施内容は、医療機関での治療方針に沿って安全に介入を進めています。
フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形性股関節症をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事で、長期的により良いサポートする事が可能かを確認して施術・コンディショニングを提案しています。
ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志