変形性膝関節症によりいわゆるO脚・X脚で、太腿の外側が張ったり痛みが出ることはありませんか?
膝関節には屈伸(曲げ伸ばし)の動きとわずかなねじれの動きがあります。特に屈伸の動きでは、大腿四頭筋という太腿の前にある大きな筋肉を使うので、膝の痛みの改善のために大腿四頭筋の筋力強化が必要であると言われています。
実際の動作では、膝の動きに股関節と足関節の運動が大きく関わっていて、股関節がニュートラル(ねじれや開き具合がちょうどよい位置)だと大腿部の筋肉もバランスよく働きます。ですが、膝を伸ばすときに股関節が内旋(内向きにねじれる)しやすい方がいて、大腿部の外側の筋肉ばかりに力がはいってしまい、膝蓋骨(膝のお皿の骨)が外側に引かれたり、大腿部の外側の張りがなかなか解消しないことがあります。膝関節に変形がある場合でも、股関節の動きを適切にすることで動きのバランスを整えて、効果的に筋力強化が行えます。
当センターでは理学療法士が丁寧に全身の動きや各関節の動き・機能を評価してリハビリを実施しています。単純な筋力増強運動でも、良い位置でできているかを確認し、目標が達成できるまでしっかりサポートします。ご興味のある方はウェブサイトのお問い合わせフォーム、またはお電話でお気軽にお問い合わせください。
ちなみに、イヌの膝は矢印の位置です!
磯あすか(理学療法士/スポーツ協会公認AT、認定理学療法士:運動器、スポーツ)