変形性股関節症と深層筋の固さについて

変形性股関節症と深層筋の固さについて

過去のブログで変形性股関節症をお持ちの方は、関節の表面にあるグローバルマッスル(二関節筋)は長さが短くなる事や筋肉の緊張が高まり易い事、関節の深層にあるインナーマッスル(単関節筋)は筋肉の機能不全を呈し易い事をご説明しました。

本日は、関節の深層にあるインナーマッスルが固くなり、痛みに関与する場合について解説します。

変形性股関節症をお持ちの方は、背景に臼蓋形成不全をお持ちで股関節が不安定である事が多いため、その不安定性を補うために周辺の筋肉が過剰に働き固くなる事が少なくありません。多くの場合はグローバルマッスルが固くなり易いとされていますが、深層にあるインナーマッスルが固くなり短くなってしまう事を経験します。

筋肉が固くなりすぎてしまうと、末梢血管への血流が低下し疲労物質や痛みに関わる物質が筋肉に残りやすく痛みの原因となると考えられています。特に関節面に近い位置にある筋肉に関しては、関節内の炎症などによる痛みなのか、インナーマッスルが出している痛みか判断が難しい部分があります。

フィジオセンターでは、股関節の症状の経過やどのような動きで症状が出現し易いのか、理学的所見を組み合わせて、関節内が原因で痛みが出現しているのか、関節外の組織が原因で症状が出現しているのか、この2つが混在しているのかを、出来る限り明らかにして施術・コンディショニングを進めます。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きになっていけるかを確認して施術・コンディショニングを提案しています。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。 

年末年始休業のお知らせ
2024年12月28日(土) ~ 2025年1月5日(日)
2025年1月6日(月)より、業務を開始します。
冬季期間中に頂きましたお問い合わせにつきましては、2025年1月6日(月)以降、順次対応させていただきます。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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