変形性股関節症と歩行時の足の重さについて

変形性股関節症と歩行時の足の重さについて

昨日のブログでは、関節の深層にあるインナーマッスルの固さと、痛みの関与について解説しました。本日は、クライアントの方から訴えの多い、変形性股関節症をお持ちの方の歩行時の足の重さの原因について解説します。

足の重さの原因として考えられる3つの理由を以下に開設します。

1つめは股関節周辺の筋機能の低下です。関節内や関節の外側に痛みがある場合、筋力が発揮しにくいため結果として足が重たく感じられます。また長年、変形性股関節症をお持ちの方の場合は股関節周辺の筋肉が痩せてしまう事や脂肪組織の割合が増加する事が明らかになっています。

2つめは、筋肉の強調した働きが苦手になる事です。股関節周辺のアウターマッスル(二関節筋)の働きが優位になってしまった場合には足が重たく感じられる事が多いようです。例として歩行の際に足で床を蹴りだす際には、股関節の後面の筋肉が働くタイミングで前方の筋肉が弛む作用がありますが、その作用が得られにくく前面と後面の筋肉が同時に働いてしまう事で、重たく感じられる事があります。

3つめは関節可動域の低下です、関節可動域が十分に確保されていない中で無理に歩幅を確保しようとすると、結果として動きの最終域での抵抗感が大きくなるため足が重たく感じられる場合があるようです。

フィジオセンターでは、変形性股関節症をお持ちの方の歩行時の重さの原因について、そのクライアントの方の経過やお持ちの症状、変形の進行の程度、姿勢や歩行の癖や傾向、普段の生活スタイルやお仕事の内容をお伺いします。加えて股関節の症状の経過やどのような動きで症状が出現し易いのか、理学的所見を組み合わせて、足が重たく感じられる理由を出来るだけ明らかにする事で、その方にとってのオーダーメイドの施術・コンディショニングを提供しています。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きになっていけるかを確認して施術・コンディショニングを提案しています。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始休業のお知らせ
2024年12月28日(土) ~ 2025年1月5日(日)
2025年1月6日(月)より、業務を開始します。
冬季期間中に頂きましたお問い合わせにつきましては、2025年1月6日(月)以降、順次対応させていただきます。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

一覧に戻る
完全予約制
ご予約はこちら