変形性股関節症とノルディックウォーキングのメリットについて

変形性股関節症とノルディックウォーキングのメリットについて

昨日のブログでは、変形性股関節症の方がノルディックウォーキングを行う場合に、フォームの違いによる影響について解説しました。

本日は変形性股関節症を持つ方が、ノルディックウォーキングのポールを使用して歩く場合のメリットについて解説します。

日本で行われた変形性股関節症の方に対する、日本式ノルディックウォーキング臨床研究では、6か月間の期間・3回/週の頻度で・少なくとも15分以上行う形で行われました。結果として、歩行能力の改善や股関節の機能の改善、筋力の改善などを認めています。また、異なる研究では両手にポールを持つ事で、歩行時の体幹の側方の動揺が軽減する。といったデータもあり、陸上で行う運動として股関節に負担が少なく、エクササイズが行える内容となっています。

痛みのある場合での使用についても、股関節の負荷が軽減する事・先に述べた歩く際のフォームを良い形へとサポートする可能性があること。加えて、両手でポールを支えるため上肢の筋活動も増加する事が期待できるため、体重を管理も併せて行う場合は、消費エネルギーを増やす事も期待できます。

フィジオセンターでは、定期的なご自宅でのエクササイズの1つの選択肢として、ノルディックウォーキングをお勧めする事があります。その場合は実際にノルディックウォーキングを行って頂き、杖の高さや床面への杖の角度、歩くフォームなどを合わせてチェックを行い、自覚症状の変化を確認します。

当センターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、杖・ノルディックウォーキングのポールの使用や、日常生活の中で負荷を軽減できるかを合わせて確認して施術・コンディショニングを提案しています。

ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始休業のお知らせ
2024年12月28日(土) ~ 2025年1月5日(日)
2025年1月6日(月)より、業務を開始します。
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理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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