昨日のブログでは、変形性股関節症と仙腸関節と腰椎の可動性を確認する事に用いられる事のある、Pelvic Mobility Testについて解説しました。本日のブログでは、変形性股関節症と痛みと機能の経過に関わる予測因子について解説します。
海外で行われた研究によれば、痛みや身体機能の経過には顕著な個人差があることが確認されています。特にどのような要因が変形性股関節症の痛みや関節の機能に関わっているのかをご説明します。はじめに痛みに関わる要因としては、変形性膝関節症などの合併症をお持ちであること、変形性股関節症以外の疾患をお持ちである事、普段から運動量が低下している事、普段から運動療法などを行っていない事が挙げられます。
身体機能に関わる用意としては、変形性股関節症以外の疾患をお持ちである事、普段から運動量が低下している事が関係しているとされています。
こちらの研究から考えられる事は、まず第一に変形をお持ちの股関節を管理しながら、活動性を保って生活する事になります。極端に運動量が低下する場合は下肢を中心とした筋力低下を起こすリスクがあるためです。二つ目は、変形性股関節症の管理に加えて、隣接する関節である膝関節や腰部に痛みや変形の影響を及ぼさないように、定期的にメンテナンスやセルフエクササイズを実施する事が重要です。
フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きになっていけるかを確認して施術・コンディショニングを提案しています。
ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志