昨日のブログでは、変形性股関節症と姿勢や動きに重要な役割を果たす『固有受容感覚』との関係について解説しました。本日のブログでは、クライアントからもご質問を頂く事の多い変形性股関節症と方向転換との関係について解説します。
2024年にドイツで発表された研究では、変形性股関節症をお持ちの方と同年代の健常者の方を対象に、直線歩行と90°の方向転換を比較しました。研究の結果、2つのグループで統計学的な有意差は見られませんでしたが、ステップの方向により、股関節の横方向の動き(外転・内転)が大きく求められる事が確認されました。
実際にクライアントの方のお話をお伺いする際に、直線歩行では症状が出現しないものの、方向転換時に痛みや違和感が出現する事に関係している可能性が高いと考えています。
フィジオセンターではこのような場合、方向転換の際に求められる股関節の横方向の動き(外転・内転)の関節可動域の確保・股関節の内転筋と外転筋が働きやすくなるためのエクサイズ、股関節と強調して働き体の向きを変化させるための足関節や足指の機能を高める事を目的とした、ショートフットエクササイズや立位でのバランスエクササイズを実施しています。
当センターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけを行うため、出来る限り幅広い知見を得て施術・コンディショニングを行っています。
ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志