変形性股関節症と脊柱と骨盤の動きの関係について

変形性股関節症と脊柱と骨盤の動きの関係について

昨日のブログでは、変形性股関節症と方向転換との関係について解説しました。本日のブログでは、変形性股関節症と脊柱と骨盤動きの関係について解説します。

2021年に発表された研究では、変形性股関節症患者と健常者の脊柱・骨盤の動きの特性を比較しています。この研究では、変形性股関節症患者は健常者に比べて立位姿勢から座位姿勢に姿位が変わった場合に、変形性股関節症患者が骨盤を後傾させることで、股関節の可動域制限を補おうとしている可能性を示しています。

さらに、変形性股関節症患者は脊柱の前弯(腰椎前弯)の減少、いわゆる平坦背を呈する傾向がありました。これは、股関節の機能低下が脊柱のアライメントにも影響を及ぼし、全体的な姿勢バランスに変化をもたらすことを示唆しています。

これらの知見は、変形性股関節症の運動療法施行時には、股関節だけでなく、脊柱や骨盤の動きや姿勢全体を考慮する必要を示しています。具体的には、骨盤の後傾や脊柱の前弯減少を改善するエクササイズや、全体的な姿勢バランスを整えるリハビリテーションプログラムが有効である可能性があります。

当センターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけを行うため、出来る限り幅広い知見を得て施術・コンディショニングを行っています。

ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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