変形性股関節症と跛行との関係について

変形性股関節症と跛行との関係について

過去のブログでは、トレンデレンブルグ跛行やデュシャンヌ跛行の特徴についてもご説明しました。本日のブログでは、変形性股関節症と跛行との関係について解説します。

近年の研究では、変形性股関節症をお持ちの方が脊柱起立筋の活動パターンを変化させることがわかってきており、これが腰痛の発生と関連している可能性が指摘されています。また、変形性股関節症をお持ちの方は、歩行時に股関節の関節可動域が低下し、この関節可動域制限を補うために骨盤や脊柱(特に腰椎)の動きが増加することが知られています。

特に変形性股関節が進行している場合は、体幹の前後・左右への動揺が大きく、比較対象となった健常者と比較して特に左右方向の動揺は4倍の傾斜するといったデータも出されており、変形性股関節症の進行が重度となる事に伴い、跛行が強くなる事が確認できました。

フィジオセンターではこのような場合、股関節・脊柱の関節可動域制限・股関節の筋力・体幹のインナーマッスルの機能・膝関節や足関節の機能などを併せて確認し、現在の歩行のフォームを修正する事が望ましいのか?歩行のフォームの修正の必要性が低いのか?杖やノルディックウォーキングのポールなどの歩行補助具の使用が望ましいのか?などをご相談しながらアプローチを行い、症状の軽減を図ります。

当センターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節機能だけではなく、立位姿勢や歩行のフォームを確認しながら、股関節の機能を出来るだけ発揮できるような施術・コンディショニングを実施しています。

ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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