変形性股関節症と歩行エネルギーについて

変形性股関節症と歩行エネルギーについて

変形性股関節症をお持ちの方は、痛みや股関節の機能制限を引き起こし、日常生活の活動レベルに悪影響を及ぼす事があります。本記事では、Foucherら(2021)の研究を基に、歩行時のエネルギー消費と股関節外転筋力が変形性股関節症患者の身体活動にどのように関係しているのかを解説します。

こちらの研究では、中等度の症状を有する変形性股関節を持つ女性30名を対象に、歩行時のエネルギー消費量、股関節外転筋力、および身体活動レベルを評価しました。

結果としては、以下の内容が報告されています。

1つ目は、歩行時のエネルギー消費量が高いほど(歩行のエネルギー効率が悪い)、対象者ご本人からの自己申告の身体活動レベルが低く、更に座位時間が長く、体を動かす活動時間が短い事。

2つ目は、股関節外転筋力が強いほど、対象者本人からの自己申告の身体活動レベルが高い事、股関節外転筋力が低いと、身体活動レベルが低下しやすい事。

こられの結果から考えられる事としては、変形性股関節症患者の身体活動を維持・向上させるためには、エネルギー効率の良い歩行動作の習得と股関節周囲筋の強化が重要です。適切な運動指導や補助具(杖やノルディックウォーキングのポール)の使用を検討して、可能な範囲で日常生活の活動量を増やし、生活の質を向上させることが大切になります。

フィジオセンターではこれらの知見を活かし、変形性股関節症をお持ちの方々に対して個別のリハビリテーションプログラムを提供しています。固さや短さの伴う筋肉のリリースやストレッチ、機能を高める必要のある筋肉のエクササイズ、姿勢の修正を通じて、痛みの軽減と活動量の増加をサポートします。

当センターでは変形性股関節症をお持ちの方で、外来リハビリテーションが処方されていない方、また医療保険での算定日数の影響により外来リハビリテーションが終了されている方、外来リハビリテーションと並行してリハビリテーションの実施をご希望される方に対して、最適と考えられる施術・コンディショニングをご提案しています。

      ご興味のある方は、ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
      どうぞよろしくお願いいたします。

      理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
      Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
      LSVT®BIG認定セラピスト
      津田 泰志

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