Camインピンジメント症候群の歩行時の接触応力について

Camインピンジメント症候群の歩行時の接触応力について

過去のブログでは、「大腿骨寛骨臼インピンジメント(以下:FAI)」について、アスリートに発症する事が多い事を解説しました。本日のブログでは、FAIの1つの種類である、Cam Type 変形をお持ちの方が歩行やピボットの動きの際に股関節にどのようなストレスが加わるのかを調査した研究をご紹介します(Schuring et al., 2024)。

□研究の概要:
この研究では、Cam Type変形を持つ患者6名と健常者11名を対象に、以下の動作時の股関節に加わる力(関節唇・軟骨のに加わるひずみ)を調査しました。

□主な結果について:
1つ目は、歩行での関節唇・軟骨への負担増加が増加していた事です。Cam Type 変形を持つ患者では、歩行中に前方の関節唇・軟骨のひずみ量が増加していました。理由としては、歩行時に骨盤が前傾しやすくなり、変形を持つ大腿骨頭が寛骨臼前上方に早期に接触するためと考えられます。

2つ目は、外旋ピボット動作(支持脚に対して反対側を向く動き)でも、Cam Type 変形を持つ患者では前方軟骨のひずみが優位に増加しました。

□評価及び、施術・コンディショニングへの応用点について
評価視点として、歩行分析では「坂道歩行」や「方向転換」など、多方向かつ非平面的な動作を含めることが重要です。また関節唇損傷や前方軟骨へのストレスを反映した、動作の評価や股関節のテストが重要です。

施術・コンディショニングの視点としては、過剰な骨盤前傾の抑制や股関節前方へのストレス軽減を目的とした体幹深層筋エクササイズや股関節前面筋群のリリースやストレッチが重要だと考えられます。

□おわりに
当センターでは変形性股関節症・大腿骨寛骨臼インピンジメントをお持ちの方で、外来リハビリテーションが処方されていない方、また医療保険での算定日数の影響により外来リハビリテーションが終了されている方、外来リハビリテーションと並行してリハビリテーションの実施をご希望される方に対して、変形性股関節症・大腿骨寛骨臼インピンジメントをお持ちの股関節に対して最適と考えられる施術・コンディショニングをご提案しています。

ご興味のある方は、ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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