昨日は、私が定期的にサポートさせていただいている中学生の硬式野球チームを訪問し、トレーナー活動を行ってきました。トレーナー活動にお伺いする際には、選手の皆さんがより安全に、そしてより良いパフォーマンスを発揮できるよう、以下の2つの柱を中心にサポートを行っています。
1つ目は、障害予防を目的とした機能評価とセルフエクササイズ指導です。まずは、選手一人ひとりの身体の使い方や柔軟性、関節可動域、筋力バランスなどを確認する機能評価を実施します。特に、投球動作やスイング動作など野球特有の繰り返し動作による肩関節・肘関節・股関節・腰椎などの負担を軽減するための観点から、課題となる動きと全身的な関節の関わりを確認して評価を行います。
さらに、評価に基づいて選手個々の課題に対応するセルフエクササイズ(ストレッチや安定化トレーニング)を指導しました。中学生に関わらず、スポーツ選手やアスリートの場合はスポーツの種類により、関節が柔らかい部分と固い関節が混在しています。そのため、一律のメニューではなく、「今の身体の状態に合ったセルフケア」を行うことが重要です。
2つ目は、医療機関を受診している選手への施術とセルフ管理の支援です。次に、すでに医療機関を受診している選手に対しては、主治医の診断や指導内容を踏まえながら、コンディショニングを行いました。医療機関では診断名によっては、理学療法や作業療法の医療保険上での算定が難しい場合があり、本来リハビリテーションが必要なケースが必要な診療を受けられない場合があります。
3つ目は、チーム全体へのセルフエクササイズ指導です。また、訪問時の状況によっては、全体練習終了後にチーム全体に向けた障害予防エクササイズの紹介と実践う事があります実際に体を動かしてもらいながら、筋肉や関節にかかる負担を軽減する方法を確認しました。
これらの活動を継続していくことで、ケガをしにくい身体の土台作りが可能になり、チーム全体のパフォーマンス向上につながていきたいと考えています。
フィジオセンターではスポーツ選手のコンディショニングも対応しています。医療機関では制度上、リハビリテーションの医師からの処方が出せない選手。医療機関でのリハビリテーションに併用して、保険外での施術・コンディショニングを希望される選手。障害予防を目的とした介入を希望される選手に対して、それぞれの目的や状態に合わせたサポートを提供しています。
チーム単位でのご相談や対応も承っておりますので、ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。ご興味のある方は、ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト BFJ公認野球指導者 基礎I U-15
津田 泰志