フィジオセンターでは、安心・安全なリハビリテーションおよびコンディショニングの提供を目指して、定期的にトレーニングを行っています。昨日は、日本サッカー協会(JFA)主催の「スポーツ救命ライセンス講習会」を受講しました。
本講習は、フィジオセンターが移転・新しく開設した際にも、スタッフ一同で受講した内容の「更新」にあたるもので、今回の受講を通していくつかの気づきがありました。
ひとつは、内容の一部がアップデートされていたことです。スポーツ現場や医療現場を取り巻く環境は常に変化しており、それに応じて対応方法や基準も見直されています。また、実技や対応フローについて、「以前は覚えていたつもりでも少し曖昧になっていた部分がある」という点もありました。定期的な復習と実地でのトレーニングが大切だと感じました。
今回の講習では、一次救命処置(BLS)としての胸骨圧迫とAEDの使用方法をはじめとして、以下のような多岐にわたる内容を学びました:
・熱中症の予防と対策
・脳震盪(のうしんとう)への理解と初期対応
・アレルギー反応(特にアナフィラキシー)に対する適切な対応方法
いずれも、施術中やトレーナー活動の最中に起こり得る緊急事態であり、対応能力が求められる内容です。
当センターは、東京慈恵会医科大学附属病院の中に所在しているため、院内での緊急時の搬送方法や連携体制についても確認を行いました。医療機関と密接に連携できる立地であることは、万が一の際の迅速な対応を可能にする大きな強みでもあります。
フィジオセンターでは、日々の施術・コンディショニングにおいて、対象となる方の健康状態や既往歴などを考慮し、医療情報提供書の確認・作成などのリスク管理を行っています。今後も、ご利用者様一人ひとりの身体状態や目標に合わせた専門的なアプローチを行うと同時に、安全に配慮した環境整備とスタッフのスキル向上を常に心がけています。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト BFJ公認野球指導者 基礎I U-15
津田 泰志