変形性股関節症をお持ちの方と、『上殿皮神経からの痛み』について

変形性股関節症をお持ちの方と、『上殿皮神経からの痛み』について

今回のブログでは変形性股関節症をお持ちの方が、時折お持ちである『上殿皮神経からの痛み』について解説します。

上殿皮神経は、腸骨稜(骨盤を構成している骨)後方から腰背筋膜(腰部後方を支える組織)を貫通して、殿部に到達する感覚神経とされています。この通り道である、腰背筋膜は変形性股関節症をお持ちの方が、反り腰の姿勢を継続する事や、歩く際に股関節の可動域(関節の動き)が制限されてしまう事で、余分な固さを生じる事が多い組織です。その結果、上殿皮神経が腰背筋膜に圧迫されて、通り道が狭くなってしまう事で腰の下方・殿部(お尻)の上方に痛みを出す場合があるようです。

フィジオセンターではこのような場合、上殿皮神経の通り道である腰背筋膜を柔らかくするようなリリースを行う事・殿部(お尻)上方の筋肉を柔らかくするストレッチを実施して、痛みの変化を確認します。症状の軽減が図られた場合は、これらの組織や筋肉の柔らかさを保つストレッチの方法を、ご自宅でも行って頂けるように一緒に確認を行います。加えて、腰背筋膜や殿部(お尻)上方の筋肉が固くなってしまう理由を併せて確認し、どのようなエクササイズを行う事で腰背筋膜や殿部(殿部)上方の筋肉の固さを予防できるかを検討し、エクササイズを実施します。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、医療機関でのリハビリテーションや介護保険のサービスと併用も可能です。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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