以前のブログで、変形性股関節症をお持ちの方の中でも、反り腰になりやすい方、反対に猫背の姿勢をとりやすい方がおられる事をご説明しました。

今回は、そのような背骨(脊椎)の位置関係になってしまう場合の影響についてご説明します。

人の背骨(脊椎)は横から見た際にはＳ字カーブをしています。頸椎(首の背骨)は前弯(前方への彎曲)、胸椎(胸の背骨)は後弯(後方への彎曲)、腰椎(腰の背骨)は前弯(前方への彎曲)を呈しています。この正常なＳ字カーブは立って歩く際に、効率的に衝撃吸収を行うための構造であると考えられています。加えて近年では、背骨(脊椎)の柔軟性が変形性股関節症の進行に関与していると言われています。

変形性股関節症をお持ちの方の場合、背骨のＳ字カーブに乱れをお持ちの方が多く、股関節の症状に加えて腰痛などを持ちの方が少なくありません。

フィジオセンターでは、変形性股関節症をお持ちの股関節だけに注目するのではなく、近くにある関節である腰椎(腰の背骨)・腰椎の影響を受けた、胸椎(胸の背骨)、頸椎(首の背骨)にも着目し、股関節の負担を軽減しながら背骨の適切な柔軟性を確保する事を平行してコンディショニング・施術を進めています。

フィジオセンターでは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、医療機関でのリハビリテーションや介護保険のサービスと併用も可能です。また、リハビリテーションを行う場合の期間や頻度については制限がございません。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田　泰志