変形性股関節症と殿部痛について③

変形性股関節症と殿部痛について③

本日のブログはクライアントの方より痛みの訴えが、鼠径部痛に次いで多い印象のある、殿部痛について3つ目の考えられる理由について解説します。

考えられる原因の3つ目として股関節の後方を通る坐骨神経が何らかの理由で圧迫されてしまい、殿部や大腿部の後方に痛みが出現する事が考えられます。坐骨神経は梨状筋を通り大腿後面を走行しますが、解剖学的な研究では坐骨神経の走行に、個人差がある事が知られており絞扼部位を確認する際に注意が必要です。また、坐骨神経が絞扼される理由は梨状筋だけが原因ではなく、その他の筋肉が原因となり症状が出現する事もある事から、これらを総称して深殿筋症候群(deep gluteal syndrome)と呼ばれています。

このような場合は、殿部の症状の原因となっている坐骨神経を絞扼している部分を確認して、リリースやストレッチ、組織同士の滑りを促すような手技を実施して坐骨神経に対してのストレス軽減を図ります。また、坐骨神経を絞扼している筋肉が固くなってしまう理由についても併せて確認を行い、コンディショニングを実施します。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となります。変形性股関節症をお持ちの場合、長期的な視点に立ち日常生活の中で股関節の余分な負担を軽減しながら、必要な運動療法やセルフエクササイズを実施していくことが大変重要です。加えて、医療機関での診察やリハビリテーションとの並行したご利用も可能です。

ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。その方に最適と考えられオーダーメイドのご提案を致します。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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