シュロス側弯体操は、側弯症の予防と改善に効果的であることが広く研究され、認知されています。実施する体操は、脊柱を支える筋肉を強化し、短縮している筋を伸長して姿勢を改善し、痛みを軽減することを目的に実施いたします。シュロス体操を定期的に行うことで、脊柱のアライメントが大幅に改善され、中等度から重度の脊柱側弯症であっても脊柱の弯曲(コブ角)の進行を抑えることができるという研究結果が発表されています。2015年にEuropean Spine Journal誌に掲載された研究では、シュロス体操を一貫して続けた患者において、脊柱の安定性の改善とコブ角の減少につながったことが実証されています。成長期を過ぎて骨組織もしっかり形成された方々も、筋力低下、仕事中の同じ姿勢、長年の運動不足などで、姿勢が崩れて側弯が増加するリスクがあります。日本人の平均年齢は男女ともに80歳以上になっており、いつまでもなるべく良い姿勢を保って、予防したいものです。フィジオセンターでは、多くの成人の方がシュロス側弯体操の練習に通われています。もし予防と可能な限り改善してみたい方は、是非ご連絡ください。
東京慈恵医科大学病院E棟2階 フィジオセンター
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電話:03-6402-7755
理学療法士 シュロス側弯セラピスト 大田