大腿骨頸部骨折とバランスエクササイズについて

大腿骨頸部骨折とバランスエクササイズについて

昨日のブログでは、クライアントの方からご質問を頂く事のある、大腿骨頸部骨折と術後のリハビリテーションについて解説しました。

本日は、大腿骨頸部骨折受傷の原因として最も多い、転倒を予防するためのバランストレーニングについて概要をご説明します。

大腿骨頸部骨折手術後の方で、特にご高齢者の方々は筋力低下やバランス能力の低下により、再び転倒してしまう事や再度骨折しまう危険性が高まると考えられています。そのため、バランスエクササイズを含むリハビリテーションは、これらのリスクを軽減して運動機能を維持・改善するために重要な役割を持ちます。

国内・海外研究の多くでは、バランストレーニングを行う事で、立った姿勢でのバランス機能や歩行能力の改善につながる事が報告されており、論文によっては術後半年までのリハビリテーションの取り組みが効果的であったことを示すものもあります。

フィジオセンターでは、大腿骨頸部骨折術後の方の転倒された場面やバランスを崩し易い方向、バランススコアシートの使用、股関節や脊柱全体の可動域・筋力、足首・足指の柔軟性や機能、体幹のインナーマッスルの働き、視覚の影響、前庭系(頭部の傾きを検知する機能)の機能などを確認して、対象者の方の再転倒のリスクを出来るだけ低減できるような、オーダーメイドのバランスエクササイズを実施しています。併せて、ご自宅でも安全な環境を確保して頂いた上で、必要なセルフエクササイズを実施して頂きお体の機能改善を図ります。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、大腿骨頸部骨折の手術後の方々に対して、必要性の高いオーダーメイドのバランスエクササイズ、リハビリテーションを提供しています。

ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。 

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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