股関節関節可動域制限が投球動作に与える影響

股関節関節可動域制限が投球動作に与える影響

昨日のブログでは、腹部術後の体幹機能への与える影響についてとアプローチ方法について解説しました。本日のブログでは、定期的にコンディショニングにあたる機会のある野球選手について、股関節の関節可動域制限が投球動作に与える影響について解説します。

股関節の関節可動域は、下半身から上半身へのエネルギー伝達に関して重要な役割を果たします。そのため、野球選手に多い股関節の関節可動域がある場合、肩関節や肘関節に負担がかかりやすい事がわかっています。

股関節の可動域が制限されると、骨盤や体幹の回旋(捻り)の動きが減少してしまうため、肩関節の外旋角度が増加することや肩関節自体に加わる圧縮力が増加します。この事により、リトルリーグショルダーやインピンジメント症候群につながるリスクが高まります。

同様に股関節の可動域制限は、投球時の肘関節に外反ストレスを増加させる事がわかっています。この事により、内側側副靭帯損傷や野球肘の発症リスクが高まります。

フィジオセンターでは野球選手が股関節の関節可動域制限を持つ場合、投球動作における全身のバランスとパフォーマンスを重視して、どのような股関節の可動域制限・特定の筋肉の固さや筋力の低下が、その選手の動きに関与しているかを理学的所見を用いて確認して、施術・コンディショニングを行います。

当センターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、特に明確な痛みがなく医療機関でのリハビリテーションを受ける事が難しい場合や、パフォーマンスの改善を目的にご利用が可能です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

年末年始休業のお知らせ
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理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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