昨日のブログでは、高齢者の方々に注目される事の機会の増えた、『フレイル』と変形性股関節症の関係について解説しました。本日のブログをでは、変形性股関節症をお持ちの方に対する、運動療法と教育の実施が、股関節機能に与える影響と、人工股関節置換術に移行する割合を調査した、デンマークの研究をご紹介します。
デンマークでは、GLA:Dプログラム(Good Life with osteoArthritis in Denmark)と呼ばれる、股関節や膝関節に変形をお持ちの方々に向けて開発された、運動療法と教育を組み合わせたプログラムが行われています。具体的な内容としては、運動療法をグループ形式で週に2回行うもの。教育としては関節の作りや変形のメカニズム、運動の重要性や変形を持つ関節の自己管理の方法などを学びます。
結果としてプログラム終了後、股関節の機能に関わる生活の質の向上と、人工股関節置換術への移行する方の割合が少なくなる事が報告されています。
フィジオセンターでは、変形性股関節症をお持ちの方々に対して、一人ひとりの症状や生活スタイルに応じたオーダーメイドの運動プログラムを作成します。股関節の関節可動域制限の軽減や股関節の筋力を発揮し易くなるような、体幹のインナーマッスルエクササイズや、股関節の余分な負荷を軽減するための足部・足指の機能向上、姿勢の修正方法も併せてご提案しています。
フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、変形をお持ちの股関節の機能を出来るだけ発揮できるような働きかけだけではなく、全身的に姿勢や動きを拝見して、どのような体の使い方を行う事でより良い動きになっていけるかを確認して施術・コンディショニングを提案しています。
ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志