変形性股関節症と負担の少ない運動の種類について

変形性股関節症と負担の少ない運動の種類について

フィジオセンターでは、クライアントの方々から『変形性股関節症でも関節に負担の少ない運動の種類は何でしょうか?』とご質問を頂く事があります。本日のブログでは、こちらの質問に対する内容について解説します。

変形性股関節症でも負担が少なく取り組み易い運動・スポーツとしては以下のものが考えられます。

1つ目は、水中での運動(アクアエクササイズ・水泳)です。水中での運動は、股関節への負荷を大幅に軽減しながら運動効果を得られるため、変形性股関節症の患者に最適な運動の一つとして挙げられます。推奨される種目としては、ウォーキング・アクアエアロビクス・軽いクロールなどが考えられます。

2つ目は、自転車(エアロバイクなど)です。自転車(エアロバイクなど)は、股関節への負担を最小限に抑えながら下肢の筋力強化ができる有酸素運動として挙げられます。行う際のポイントとしては、サドルを高めに設定し、股関節屈曲角度を90度以内にする事で股関節の負担を軽減する事、ギアを軽く設定し、低負荷での回転運動を重視する事が大切です。

3つ目は、過去にも複数ご紹介したノルディックウォーキングです。通常のウォーキングよりもポールを活用することで、股関節への負担を分散し、全身運動としての効果を高めることができます。実施のポイントとしては、ポールの長さは肘が90度に曲がる高さに調整し、ストライドは小さめに設定する事、安定した地面で実施する事が挙げられます。

フィジオセンターでは、クライアントの方からご相談を頂いた場合、日常生活全般の運動量に加えて普段からエクササイズとして取り入れる運動・スポーツの内容についてご相談しながら股関節の状態を確認しながら、施術・コンディショニングを進めています。

当センターでは変形性股関節症をお持ちの方で、医療機関での外来リハビリテーションが処方されていない方、また医療保険での算定日数の影響により外来リハビリテーションが終了されている方、外来リハビリテーションと並行してリハビリテーションの実施をご希望される方に対して、股関節への機能を効率良く発揮するために、その方の股関節に合わせたセルフエクササイズの指導を行っています。

ご興味のある方は、ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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