本日のブログでは、変形性股関節症をお持ちの方々からご質問を頂く事のある、『変形性股関節症と遺伝の関係について』解説します。
変形性股関節症の発症に関与する要因としては、環境要因と遺伝的要因が関与していると考えられています。
環境要因としては、以下のような内容が含まれます。1つ目は加齢の影響です。年齢の増加とともに軟骨の修復能力などが低下するためです。2つ目は体重の増加です。体重が標準より多い場合は、股関節に加わる負担が増加するためです。3つ目は過度な運動の実施です。先行研究から、プロサッカー選手などは股関節への負担が増加する事がわかっています。これらの3つの要因は後天的な影響となります。
遺伝的要因としては、臼蓋形成不全(発育性股関節形成不全)などの骨の形態異常が遺伝する事で、股関節を支える面積が少ない事で変形性股関節症の発症リスクが高まる可能性があります。特にこの骨形態異常は、ご本人では基本的にコントロールが難しい部分になります。
当センターでは変形性股関節症をお持ちの方で、外来リハビリテーションが処方されていない方、また医療保険での算定日数の影響により外来リハビリテーションが終了されている方、外来リハビリテーションと並行してリハビリテーションの実施をご希望される方に対して、変形性股関節症をお持ちの股関節に対して最適と考えられる施術・コンディショニングをご提案しています。
ご興味のある方は、ホームページまたはお電話にてお気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner(CMP) / マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志