【受験シーズンを迎えるご家庭へ 側弯症「経過観察」へのご対応について】

【受験シーズンを迎えるご家庭へ 側弯症「経過観察」へのご対応について】

側弯症の経過観察中のお子さまの「姿勢」と「健康管理」にご注意を 今から準備して安心して受験勉強に臨んでください

これから本格的な受験勉強の時期が始まります。1日5~6時間もの長時間を机に向かって過ごす日々がやってきます。そんな中、学校健診などで側弯が指摘され、医療機関で「経過観察しましょう」と言われたご家庭では、お子さまの体への負担が気になるところかと思います。

特に、この秋から春先にかけての受験準備期間は、姿勢の乱れによって体にかかる負荷が大きくなるため、注意が必要な時期です。

ある研究によると、姿勢ごとの腰への負担は次のように示されています:

  1. 前かがみの姿勢
  2. 背もたれなしの座位
  3. 立っている姿勢
  4. 仰向けの姿勢(寝ている)

多くの方は「前かがみが腰に良くない」というのは実感されているかと思います。しかし、意外にも「座っている姿勢」が「立っている姿勢」よりも腰への負担が大きいのです。

参考文献)

1, The effect of standing vs. variants of the seated position on lumbar intersegmental angulation and spacing: a radiographic study of 20 asymptomatic subjects J Spine Surg. 2018 Sep;4(3):509–515.

2, Comparison of In Vivo Intradiscal Pressure between Sitting and Standing in Human Lumbar Spine: A Systematic Review and Meta-Analysis,Life Volume12, Issue, 10.3390/life12030457 

電車で空席を見つけて「座ると楽になる」と感じるのは自然なことです。これは、背もたれがあることで背中の筋肉(特に脊柱起立筋)の負担が軽減されるからです。

しかし、背もたれのない座り方や、姿勢が崩れたままの長時間学習では、背筋が疲労して「猫背」になったり、机に肘をついたりと、体に負担のかかる姿勢を取りがちです。このような姿勢が数か月も続けば、成長期のお子さまにとって、側弯の進行リスクとなりかねません。

では、どうすれば良いのでしょうか?

「姿勢に気をつけなさい」と言われても、集中して勉強している時にそれを保つのは難しいものです。むしろ、意識しすぎることで集中力が途切れてしまうこともあります。

そこでフィジオセンターでは、受験シーズンに向けて次のようなサポートをご提案しています:

  • 姿勢の崩れを予防する方法の指導
  • 頭をすっきりさせる短時間の体操
  • 登下校時など日常生活の中でできる「姿勢のワンポイントアドバイス」

お子さまが集中して学習に取り組みながらも、健やかな身体を保てるよう、受験勉強と健康管理の両立をサポートいたします。

「経過観察中」で不安を抱える保護者の皆さま、まずはお気軽にフィジオセンターへご相談ください。お子さまの大切な時期を、体も心もベストな状態で過ごしていただけるよう、側弯症のお子様を20年以上サポートさせて頂いているフィジオセンターが全力でお手伝いします。

東京慈恵医科大学病院E棟2階 フィジオセンター

お問い合わせ先:info@physiocenter.jp

電話:03-6402-7755

理学療法士:大田(シュロス側弯症セラピスト)

一覧に戻る
完全予約制
ご予約はこちら