医療技術は日進月歩で進化を続けていますが、その発展は、地道な研究の積み重ねによって支えられています。そのため、医療の現場では「どの治療が有効か」を判断する際に、研究成果が重要な指標となっています。
ただし、側弯症の体操療法は、研究自体がとても難しい分野です。
その理由として、
・対象が成長期の子どもである
・成長のスピードや曲がり方に個人差が大きい
・体操をどれだけ正確に、どれくらい続けたかで効果の程度が変わる
・学校生活や通院の制約がある
などが挙げられます。
さらに、日本の多くの医療機関では、
1回20分前後のリハビリを、複数の患者さんが同じ空間で行うのが一般的です。
この環境で、長期間にわたる細かな体操指導や、研究としての厳密な管理を行うのは、現実的に難しい面があります。しかし、海外(特に欧米諸国)では、理学療法の分野における環境が日本とは異なっており、一定の規制はあるものの、側弯症に対する運動療法(例:シュロス法など)の効果検証が進められ、その有効性についても報告されています。
シュロス側弯症体操にご興味やご相談がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。
東京慈恵医科大学病院 E棟2階 フィジオセンター
問い合わせ:info@physiocenter.jp
TEL:03-6402-7755
担当:理学療法士(シュロス側弯症セラピスト) 大田