整形外科では、側弯症の検査で、レントゲン写真を用いて、”コブ角” 〇〇度ですね、と背骨のカーブの度合いを計算します。この測定方法は、前額面(正面または後面から見た場合)にて、カーブ(主に胸椎部と腰椎部)の上の端の椎体と下の端の椎体の傾きを直線的に延長して交わる角度で、その度合いを表します。ダブルカーブの場合は、上のカーブの下の端と、下のカーブの上の端の椎体は、同じ椎体となります。このカーブの変化を観察することで、どれくらい悪化しているか、または治療中なら改善しているのか、重要な目安になります。レントゲン撮影は、二次元的に表すため、一見、カーブにしか見えない背骨も、実は回旋していて、肋骨と背中の凹凸に左右差が現れます。それゆえに治療、体操、コルセットの形状も左右で差をつけて実施します。
東京慈恵会大学病院 E棟 2階 フィジオセンター
当センターで、シュロス体操をお受けすることをおすすめしております。シュロス側弯セラピスト(大田)