変形性股関節症をお持ちの方に起こりやすい膝痛について

変形性股関節症をお持ちの方に起こりやすい膝痛について

 

今回のブログは変形性股関節症をお持ちの方に起こりやすい、膝痛のメカニズムについて解説します。

今までのブログで、反り腰の姿勢は股関節の支える面積を広くできる事をご説明しました。この場合、反り腰の姿勢では大腿骨(太もも)は内側に捻じれてしまい、脛骨(すね)の部分は外側に捻じれてしまいます。過剰な外側への捻じれは、膝関節が曲がったり・伸びたりする際の回転位置を乱してしまう事がわかっており、膝の痛みや、変形性膝関節症には、この過剰な捻じれが関係しているといわれています。

これらの症状をお持ちの場合、過剰な反り腰を軽減しながら、余分な負荷が加わっている膝関節の組織の負担を軽減するために、膝関節の回転位置を修正するようなエクササイズを実施します。例としては、働きが過剰になり易い膝関節前方外側の筋肉のストレッチや、ふとももに対してすねを内側に向ける筋肉のエクササイズを実施します。

本日の内容はあくまでも一つの例であり、変形性股関節症をお持ちの方に皆さんに当てはまる事ではありません。同じ診断名でも、お持ちの不具合は異なる点が多いためです。センターのコンディショニングにご興味をお持ちの方は、ホームページのお問合せページから、もしくはお電話にてお気軽にお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志
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