今回のブログでは、変形性股関節症をお持ちの方が、ノルディックウォーキングを行う(移動の際にノルディックウォーキングポールを使用する)場合の期待できる運動効果について解説します。
以前のブログで、変形性股関節症をお持ちの方が杖を使用する場合に、股関節の痛みの緩和や歩く速度の改善に効果が期待できる事をご説明しました。特にノルディックウォーキングについて注目すると、通常のウォーキングと比較してエネルギー消費量が20%増加する事がわかっています。これは、両手でポールを操作するため、通常のウォーキングと比較して多くの筋肉が働くためです。
変形性股関節症をお持ちの方を対象とした研究は、それほど数は多くありませんが股関節自体に加わる圧縮力(関節を押し付ける力)を軽減する事がわかっており、ノルディックウォーキングポールを使用されたクライアント様が歩きやすくなり、股関節の痛みが減少する事と一致する事が多い事と一致します。
フィジオセンターでは、クライアント様のお持ちの機能・能力を最大限発揮して頂けるようにコンディショニング・エクササイズを実施しますが、その方の変形性股関節症の進行の状態や生活スタイルに合わせて柔軟にお役に立てる提案が行えるように努めています。
当センターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリ・自費リハビリ)となるため、医療機関でのリハビリテーションや介護保険のサービスと併用も可能です。ご興味のある方はホームページまたはお電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
LSVT®BIG認定セラピスト 津田 泰志