今回のブログでは変形性股関節症をお持ちの方に多い、鼠径部痛の原因の１つとして考えられる『疎性結合組織の痛み』について解説します。

疎性結合組織は、組織や細胞の間を埋めて体の構造を保つ役割を持ちます。股関節の前方には多くの筋肉があり、それぞれの筋肉に役割があります。その筋肉の間の空間に疎性結合組織があることがわかっています。当然、筋肉の付着部が痛みを出す事もありますが、この疎性結合組織が炎症を起こしてしまい痛みを起こしてしまう事、炎症の後にこの周辺の組織の滑りが悪くなる事が、痛みに関与している疑いがあるとされています。

フィジオセンターではこのような場合、まず痛みを感じる原因が関節の中にあるのか？関節の外にある、筋肉の影響によるものなのか？疎性結合組織の影響によるものなのか？を確認しコンディショニングを進めます。疎性結合組織が原因として考えられる場合には、周辺の組織との間の滑りを良くする事で痛みの軽減が図られる場合があります。加えて、この疎性結合組織が痛くなってしまう理由を併せて確認し、エクササイズを実施します。

フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、医療機関でのリハビリテーションや介護保険のサービスと併用も可能です。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。　

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
LSVT®BIG認定セラピスト 津田　泰志