変形性股関節症の診療ガイドライン(根拠に基づいて、最良と考えられる検査や治療法などを提示する文書)の保存療法の中では、海外・国内のガイドライン共に筋力トレーニングの有効性が示されています。ただ、変形性股関節症の病期や、痛みをお持ちの部位に併せて、筋力トレーニング内容が詳細に決定されている訳ではないようです。
このような場合、誤った運動を選択してしまう事、運動の種目の選択が正しくてもフォームが不適切で負担をかけてしまう事、また正しい運動を選択し正しいフォームで実施しているにも関わらず運動の回数が多すぎる事、これらの事を原因に関節に余分な負担をかけている方がおられます。
近年の報告では、変形性股関節症をお持ちの方の場合に、スクワットの運動を控える事を進める場合もあるようです。フィジオセンターでは、その方の生活スタイル、姿勢や歩行を中心とした動き方、痛みを出している可能性が高い組織を確認します。そして、どのような筋力トレーニングを行う事が長期的に最もメリットが高いのかを、常に検討してコンディショニング・施術を実施しています。また、普段の生活の中で実施して頂く、自主トレーニングについても同様にその方に最適なメニューをお伝えしています。
フィジオセンターは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、医療機関でのリハビリテーションや介護保険のサービスと併用も可能です。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志