変形性股関節症と『前捻角』について

変形性股関節症と『前捻角』について

過去のブログで変形性股関節症を持ちの方の場合、骨盤側の関節面が狭くなってしまう、臼蓋形成不全をお持ちである事が多い事をご説明しました。今回のブログでは大腿骨の捻じれの角度を示す、前捻角についてご説明します。

大腿骨に対して大腿骨頭は前方に捻じれており、この角度を前捻角といいます。成人では、8°~15°程度が正常範囲とされますが、この前捻角が大きい方がおられます。この前捻角が大きい場合は、骨盤と大腿骨頭の関節面の被りが浅くなってしまうため、股関節を内側へ向ける事でこの被りの少なさをかばうケースが多いようです。その結果として、膝やつま先が内側へ向いてしまう方がおられます。特に変形性股関節症をお持ちの方で、この前捻角が強い方の場合はより、股関節を支える面積が少なくなってしまう事が考えられます。

フィジオセンターでは、徒手的な検査でこの前捻角の大まかな角度を確認します。股関節のお持ちの症状や立ち姿勢・歩き方などお困りになられている動きを確認しながら、どの位置で関節を支える事が股関節・膝関節により負担が少なく動く事ができるかを確認し、コンディショニング・施術を行います。

フィジオセンターでは保険外・自費でのサービス(保険外リハビリテーション・自費リハビリテーション)となるため、医療機関でのリハビリテーションや介護保険のサービスと併用も可能です。また、リハビリテーションを行う場合の期間や頻度については制限がございません。ご興味のある方はホームページまたは、お電話にてお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。

理学療法士 保健医療科学修士号 認定理学療法士(運動器・脳卒中)
Certified Mulligan Practitioner (CMP) /マリガンコンセプト認定理学療法士
LSVT®BIG認定セラピスト
津田 泰志

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