側弯症専門のシュロス側弯症セラピストによる安全な治療体操のご指導の紹介
側弯症に対する脊柱固定術を受けられた方々から、よくお聞きするお悩みとして、
- 背中や肩甲骨の間に突っ張りを感じる
- 肩がこる
- 腰に不快感がある
- 駅の階段を上がったり、小走りをすると息切れを感じる
といった症状が多く挙げられます。
また、多くの方が「整体やマッサージを受けてみたいけれど、『押してはいけない場所』や『もんではいけない場所』をきちんと理解してもらえないかもしれない…」という不安から、施術を受けられずにいるという声も耳にします。
フィジオセンターでは、脊柱固定術の術式や固定部位をしっかりと確認したうえで、筋肉を安全にほぐせる部分を中心に施術を行い、胸郭(肋骨)の動きを効果的に改善していきます。
その理由について
側弯症(脊柱側弯症)の手術では、基本的に「背骨」を金属の棒(ロッド)やネジ(スクリュー)で固定して矯正します。固定の対象は脊椎(背骨)であり、通常は肋骨を直接固定することはありません。
ただし、重度の側弯症で肋骨の変形(肋骨隆起や胸郭のねじれ)が強い場合には、肋骨に対してアプローチする特殊な術式(例:胸郭形成術=costoplasty)が併用されることがあります。この場合でも、変形した肋骨の一部を削ったり再配置したりして胸郭のバランスを整えることが目的であり、「肋骨を金属で固定する」ことはほとんどありません。
そのため、術式を確認したうえで、固定部位から離れた関節や背筋群に対して安全に筋リリースを行い、胸式呼吸が楽になるようサポートします。また、腹部の短縮した筋肉を徒手的にリリースすることで背部や胸郭の柔軟性を高め、さらに肩甲骨周囲の柔軟性を改善しながらポジションを整えることで、肩こりの軽減にもつなげます。
側弯症の手術後に 肩こり・背中の張り・肩甲骨内側の違和感・呼吸のしづらさ などでお悩みの方は、ぜひフィジオセンター、側弯症専門理学療法士(大田)までご相談ください。
東京慈恵医科大学病院E棟2階 フィジオセンター
お問い合わせ先:info@physiocenter.jp
電話:03-6402-7755
理学療法士 シュロス側弯セラピスト 大田