10代で側弯の角度が進行し、脊柱固定術を受けられた方からは、背中の痛み・張り、肩こり、腰痛、息切れしやすいといったお悩みが多く寄せられています。なぜ背骨を矯正したはずなのに、不調が現れてしまうのでしょうか?
一つの理由は、胸郭(胸を鳥かごのように囲む部分)の動きが小さくなることにあります。背骨だけを固定したはずなのに、その周囲にある肋骨の動きも制限されてしまうのです。その結果、肺に取り込める空気の量が減少します。
この状態で階段を上がったり小走りすると、肺に十分な空気を取り込めないため、動かしやすい肩や首を使って呼吸量を補おうとします。この「努力的呼吸」が肩や首の凝りや張りの原因となるのです。
さらに、努力呼吸や長時間のデスクワーク(座位姿勢)などは、背中全体の筋肉を緊張させることで、背中の凝りや張りも強まります。こうしたお悩みをお持ちの方は、ぜひフィジオセンターのシュロス側弯症セラピストにご相談ください。
東京慈恵医科大学病院E棟2階 フィジオセンター
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理学療法士 シュロス側弯セラピスト 大田