レッドコード(Redcord)を用いたNeurac治療は、身体の非対称性(左右差)に対して極めて有効なアプローチです。特に、成人の側弯症においては、単なる「姿勢の修正」や「カーブのストレッチ」だけでなく、左右の筋バランスを整えるための神経筋トレーニングが重要になります。
側弯症と“感覚のズレ”の問題
成人の側弯症では、長年にわたる姿勢の偏りにより、
- 体幹の左右の筋活動に大きな差が生まれ
- 本人は「曲がった状態」を“普通の状態”と感じてしまう
という身体感覚と実際の姿勢のズレが生じます。
このような状態では、ただストレッチや矯正を行うだけでは不十分で、動作時の無意識下の筋活動パターンそのものを修正する必要があります。
Neuracエクササイズの特徴と効果
Neurac(Neuromuscular Activation)エクササイズは、
- 特殊な**スリングシステム(レッドコード)**を使用し
- 重力の影響を部分的に軽減した環境で
- 対象筋を“左右均等”に無意識下で活性化できるよう設計された運動療法です。
このプロセスにより、本人が気づかないうちに、
- 偏った運動パターンをリセットし
- より左右対称な運動制御を再獲得することが可能になります。
Neuracが側弯症に適している理由
- ストレッチだけでは整わない筋バランスを再教育
- 身体の深層筋(スタビライザー)を選択的に活性化
- 脳-筋連携を再構築することで、動作そのものを変える
特に成人の構造的な側弯症は、完全な矯正よりも、
**機能的なバランスの最適化(“整えて動ける状態”)**が鍵となります。
側弯症による慢性的な不調や、左右の筋緊張・動作の癖が気になる方は、
Neuracアプローチに精通した理学療法士による評価とトレーニング指導をおすすめします。
【ご相談・体験希望の方へ】
レッドコードによるNeuracセッションは予約制です。
詳細は、**フィジオセンター 大田(シュロス側弯セラピスト、Neurac国際インストラクター)までお気軽にお問い合わせください。
東京慈恵医科大学病院E棟2階 フィジオセンター
お問い合わせ先:info@physiocenter.jp
電話:03-6402-7755
理学療法士:大田(シュロス側弯症セラピスト)