母趾が外側に向いて変形してしまう。角度が15°以上になると医学的に“外反母趾“と判断されます。前の記事でも触れましたが、歩行中に体重を支えている間、地面から母趾の内・下側から圧力がかかると、母趾が押されて外・上側に向いてしまいます。もちろん扁平足の場合は、土踏まずが著明に下がってしまうため、内・下側から圧がかかりやすくなって外反母趾の原因になることがあります。その反対に土踏まずが著明に高い(足のアーチが高い)場合も、外反母趾が進んでしまう場合もあります。また足幅の狭い靴を履くと両サイドから圧がかかって、長年圧がかかることでも変形は進行します。そうなるとどんな足の状態が良いのでしょうか? 実は、足の形だけが問題ではありません。足首の硬さ、身体重心の位置(後ろ過ぎれないか?)、股関節の硬さ、などなど、足部以外のチェックポイントがかなりあります。 当センターでは、フィンランド式足病学セラピスト(ポディアトリア)の認定されたセラピストが全身の評価、骨盤体-股関節、足部評価を実施して、ストレッチ、テーピング、足の筋力トレーニングをご指導させて頂きます。コロナ禍も明けてきた2023年、活発に行動し始めるためにも足のチェックとコンデショニング実施してみてはいかがでしょうか?
フィジオセンター
東京慈恵会医科大学附属病院E棟2階